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【孝明天皇】の最後と死因をわかりやすく解説!暗殺説の真相とは?

孝明天皇の【死因】や【最後の様子】について、くわしくご存じの方は、それほど多くないと思います。

筆者も孝明天皇について、その最期の様子がどのようなものなのか、漠然としか知りませんでした。

この記事では、孝明天皇の最期の様子について、ひと目で分かるようにまとめました。

孝明天皇の最期と死因について知りたい方にとって、この記事は必ずお役に立つはずです。

これを読んで、孝明天皇の最期についての疑問を、スッキリと解消していただければ幸いです。



専門サイト「最期と死因ドットコム」へようこそ。

どうぞ、ごゆっくりお過ごしくださいませ。

この記事を短く言うと

 

1,孝明天皇の『死因』は?

現在では、天然痘による【病死】であると考えられている

 

2,孝明天皇が【亡くなった日時】は?

1867年1月30日(慶応2年12月25日)

宝算37歳(満年齢35歳)

 

3,孝明天皇の【最後の様子】とは?

孝明天皇は、1月16日に風邪のような症状が出始め、その14日後の1月30日に急に崩御された

 

4,【暗殺説の真相】とは?

伊藤博文を暗殺した安重根が、「孝明天皇伊藤博文に暗殺された」と主張していたが、デタラメ。

岩倉具視が女官に指示して孝明天皇を毒殺したという説がある。

孝明天皇の【死因】と【亡くなった日】

孝明天皇の【死因】

孝明天皇の死因は、公式発表によると、【天然痘】による【病死】であるとされています。

《孝明天皇》
「引用元ウィキペディアより」

孝明天皇が【亡くなった日】と【享年】

1867年1月30日午後11時過ぎ(慶応2年12月25日)

宝算37歳(満35歳)・・・・(宝算とは、天皇の年齢のこと)

孝明天皇の【最後の様子】は?

孝明天皇は、病気を発症してから、わずか2週間で急死しています。

 

【1867年1月16日(慶応2年12月11日)】、孝明天皇は風邪気味で、医師が止めるのもきかずに神事を行われました

【1月18~19日】、回復の兆候がないため、医師が昼夜つきっきりで看病を開始。

【1月22日】、孝明天皇の病気が天然痘であると公表。

【1月30日】、孝明天皇、崩御(死去)

 

その死があまりにも急であったため、世間では「孝明天皇が暗殺されたのではないか」と噂されました。

それほど、孝明天皇は急に亡くなられたのです。

暗殺説について考察!孝明天皇は暗殺されたのか?

【伊藤博文】による暗殺説

孝明天皇暗殺説でもっとも有名なのが、のちに総理大臣となった伊藤博文孝明天皇を暗殺したという説でしょう。

結論からいえば、伊藤博文孝明天皇を暗殺した可能性は、ほとんどゼロです。

《伊藤博文》
「引用元ウィキペディアより」

この「伊藤博文による暗殺説」が噂された理由は、孝明天皇が亡くなられた42年も経過した後に起こった事件が原因です。

その事件とは、伊藤博文が暗殺されたハルビン駅での事件です。

伊藤博文を暗殺した安重根(あん じゅうこん)という人物が、自分の裁判において

「伊藤博文は孝明天皇を毒殺した」

と主張したことによって、この説が浮上してきたのです。

《安重根》
「引用元ウィキペディアより」

しかし孝明天皇が暗殺された【1867年】当時、伊藤博文は朝廷や天皇と遠い存在であり、むしろ下っ端に位置していた人物であるため、暗殺できる立場にはありませんでした。

伊藤博文による暗殺説はデタラメである可能性が、極めて高いと考えられます。

 

伊藤博文の最期については解説した以下のリンク記事をお読みいただければ、この記事の理解がさらに深まると思います。よろしければ、以下のリンク記事もお役立てくださいませ。

岩倉具視と女官による毒殺説

岩倉具視孝明天皇を暗殺したという説が、孝明天皇が亡くなった当時から噂されていました。

なぜなら岩倉具視にとって、孝明天皇は邪魔な存在だったからです。

この【岩倉具視暗殺説】は現在でも、可能性が高いのではないかと噂されている説なのです。

《岩倉具視》
「引用元ウィキペディアより」

孝明天皇は、常に徳川幕府の味方だったお方です。

ペリーが日本に来航して、開国したとき以来、孝明天皇は幕府を叱咤して、外国勢力を日本から追い出して(攘夷)日本を守れと指示し続けたのです。

そのために、自らの妹・和宮を、14代将軍・徳川家茂に嫁がせたくらいです。

そんな幕府に肩入れし、幕府を応援し続けていた孝明天皇は、長州藩や薩摩藩とともに幕府を倒そうと考えていた岩倉具視にとって、邪魔な存在となっていました。

孝明天皇は、禁門の変(蛤御門の変)で京都御所に攻撃を仕掛けた長州藩を、特に嫌悪していました。

長州藩とともに幕府を倒そうとしていた岩倉具視は、孝明天皇のそばに仕えていた女官に毒を盛らせた、という説があります。

本当に岩倉具視が毒殺したのか?

筆者個人としては、岩倉具視孝明天皇を暗殺した可能性は低いと思います。

しかし調べてみたところ、孝明天皇岩倉具視に暗殺されたと考えている人は、かなりたくさんいるようです。

鍋谷博さんという人の著書「孝明天皇の攘夷」には、こんなことが記されています。

毒殺説にも痘瘡による死亡との説も決め手になる証拠はない。

(歴史学者の)原口清氏は「日本近代の虚像と実像」1の中の「孝明天皇は毒殺されたのか」という論文で、痘瘡の権威である医師の意見をもとに、(孝明)天皇の病名を「紫斑性痘瘡と出血性膿疱性痘瘡両者を含めた出血性痘瘡」であると結論している

近年、当時天皇の主治医の一人であった伊良子光順の日記が公になり、子孫の医師伊良子光孝氏は、これをもとに天皇の死因は「急性毒物中毒」だったと断定した。「天脈拝診日記」に記すところであり、現在では毒殺説のほうが有力になっている

この鍋谷博さんの著書「孝明天皇の攘夷」は、【1995年】の本です。

この本は誰が犯人なのかは明言していませんし、「孝明天皇は毒殺された」と作者の鍋谷博さんが主張しているわけでもありません。

小説家・中村彰彦さんの著書「幕末維新史の定説を斬る」という本の中に、孝明天皇の主治医・伊良子光順の子孫・伊良子光孝さんの意見について、次のように記されています。

「真実のところは医師である筆者(伊良子光孝さんのこと)にもわからない」

いわば光孝は、孝明天皇は病死したのか、毒殺されのかという問題に結論を出すことをギブアップしてしまったのである。

鍋谷博さんの本「孝明天皇の攘夷」には、孝明天皇の主治医の子孫・伊良子光孝は、「孝明天皇は毒殺された」と断定していた、と書かれています。

一方、中村彰彦さんの本「幕末維新史の定説を斬る」では、伊良子光孝は、「孝明天皇の死因がわからない」と言っている、書かれているのです。

両者の書籍で、それぞれ孝明天皇の主治医の子孫の発言が異なっているのですが、実際に孝明天皇は毒殺されたのでしょうか?

実際に、倒幕を目指す岩倉具視にとって、幕府を守ろうとする孝明天皇は、邪魔な存在だったと思います。

そんな孝明天皇が亡くなったことは、岩倉具視にとっては都合が良かったでしょう。

ただし、岩倉具視は、孝明天皇が亡くなったことに大変なショックを受けたらしく、「生きる甲斐もない」というような内容の手紙を残しています。

ただ、岩倉具視が本当に暗殺犯なら、孝明天皇の死を悲しむふりくらいはしないといけないでしょうから、この手紙の内容は、簡単には信じられません。

孝明天皇が病死したのか暗殺なのか、その真相は今も謎と言わざるを得ません。

しかし筆者は、暗殺の確たる証拠がない以上、孝明天皇は病死であると思っています。

ですが、ご紹介いたしました「孝明天皇の攘夷」と「幕末維新史の定説を斬る」を記された鍋谷博さんと中村彰彦さんは、その本の中で、岩倉具視孝明天皇を暗殺したのだということを、暗に示しておられます。

参考文献

今回は、鍋谷博さんの「孝明天皇の攘夷」という書籍と、中村彰彦さんの「幕末維新史の定説を斬る」の2冊を参考とさせていただきました。

「孝明天皇の攘夷」は、幕末という激動の時代を生きた孝明天皇の波乱の生涯について解説した作品です。

「幕末維新史の定説を斬る」は、坂本龍馬暗殺の真相や京都守護職・松平容保など、孝明天皇以外にも興味深い内容が記されていました。

 
坂本龍馬暗殺については、以下のリンク記事で、暗殺犯や黒幕が誰なのかについても、くわしく解説しております。

まとめ

この記事をまとめますと、以下の通り

この記事を短く言うと

 

1,孝明天皇の『死因』は?

現在では、天然痘による【病死】であると考えられている

 

2,孝明天皇が【亡くなった日時】は?

1867年1月30日(慶応2年12月25日)

宝算37歳(満年齢35歳)

 

3,孝明天皇の【最後の様子】とは?

孝明天皇は、1月16日に風邪のような症状が出始め、その14日後の1月30日に急に崩御された

 

4,【暗殺説の真相】とは?

伊藤博文を暗殺した安重根が、「孝明天皇は伊藤博文に暗殺された」と主張していたが、デタラメ。

岩倉具視が女官に指示して孝明天皇を毒殺したという説がある。

以上となります。

本日は当サイトへお越し下さいまして誠にありがとうございました。

よろしければ、また当サイトへお越しくださいませ。

ありがとうございました。

その他の記事

幕末・明治の偉人たちについて、以下のリンク記事でご紹介しております内容をお読みいただければ、さらに理解が深まると思います。

もしよろしければ、以下にご紹介いたします記事も、合わせてお役立てくださいませ。

 

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